ストロベリームーン

Strawberry Moon

ストロベリームーン

Strawberry Moon

2025年10月17日公開

Director

酒井麻衣

Cast

當真あみ
齋藤 潤
杉野遥亮
中条あやみ
池端杏慈
黒崎煌代
吉澤要人 
伊藤健太郎
泉澤祐希
池津祥子
橋本じゅん
田中麗奈
ユースケ・サンタマリア

OFFICIAL WEBSITE

Introduction

2023年に刊行され、ティーンを中心に「令和イチ泣ける」と大きな反響を巻き起こした芥川なお氏のベストセラー小説「ストロベリームーン」。幅広い世代から支持される話題の純愛小説がついに実写映画化された。タッグを組んだのは、『余命10年』(22)や『いま、会いにゆきます』(04)などの脚本を手がけてきた“ヒューマンドラマのレジェンド”岡田惠和と、『美しい彼〜eternal〜』(21)などで新進気鋭の若手実力派監督として注目を集める酒井麻衣。新しいコラボレーションが、純愛物語を重厚なヒューマンドラマへと昇華させ、余命わずかの女子高生が一生分の恋にまっすぐ向き合う姿、そして彼女を支え、共に生き、成長する人々との交わりを、美しい映像とともに力強く描いている。

子どもの頃から病気がちで、家の中で過ごすだけの日々を送っていた桜井萌。そんな彼女の夢は、好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという6月の満月 「ストロベリームーン」を自分の誕生日に見ること。しかし、15歳の冬に、医師から余命半年を宣告される。家族が悲しみに暮れるなか、萌は“運命の相手”を見つけて高校に通うことを決意。入学式当日、クラスメイトの佐藤日向に突然告白し、二人は徐々に距離を縮めていく。そして迎えた6月、ついに萌は誕生日に「ストロベリームーン」を見に行く夢を叶えるが、その日以降、音信不通となってしまう。萌が消えた理由とは。そして13年後に明かされる、萌の思いとは……。

余命を宣告されながらも、前向きに生きる主人公・桜井萌を演じるのは、「妻、小学生になる」(22/TBS)でテレビドラマ初出演を果たしたのち、NHK大河ドラマ「どうする家康」(23)、「ちはやふる-めぐり-」(25/NTV)でGP帯連続ドラマ初主演を飾るなど話題作への出演が続く、今最注目のヒロイン・當真あみ。長編映画初主演となる本作では、限られた時間のなかで懸命に生きようとする萌を熱演し、明るさの裏に隠された悲しみと儚さ、そして強さを見事に体現している。

萌から突然告白される純朴な同級生の佐藤日向を演じるのは、映画『カラオケ行こ!』(24)での悩める中学生役で印象を残し、第48回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ数々の賞に輝いた齋藤潤。映画『室井慎次』シリーズ(24)や映画『366日』(25)といったヒット作にも多数出演し、今後さらなる活躍が期待されている。

13年後の佐藤日向を演じるのは、映画『東京リベンジャーズ』シリーズ(21、23)やNHK大河ドラマ「どうする家康」(23)、主演ドラマに「マウンテンドクター」(24/CX)、「オクラ〜迷宮入り事件捜査〜」(24/CX)と幅広い活躍を見せる杉野遥亮。また、日向の幼なじみであり、萌の親友でもある高遠麗の13年後を演じるのは、「君と世界が終わる日に」(21、22/NTV、Hulu)や「TOKYO MER」シリーズ(21、23/TBS)で知られ、俳優・モデルとして不動の人気を誇り続ける中条あやみ。

さらに、物語の“親世代”を演じるのは実力派の二人。萌の母親・桜井美代子役として映画『がんばっていきまっしょい』(98)で主演デビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞ほか数々の賞に輝き、『福田村事件』(23)や放送文化基金賞ドラマ部門最優秀賞を受賞した「神の子はつぶやく」(23)、朝ドラ『ブギウギ』(24/NHK)などで存在感を放つ田中麗奈。萌の父・桜井康介役には、映画『交渉人 真下正義』(05)で日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞し、『アキラとあきら』(22)や『沈黙の艦隊』(23)、大河ドラマ『光る君へ』(24/NHK)など多彩なフィールドで活躍するユースケ・サンタマリアが扮する。

そのほかに高校時代の高遠麗役には、今年ゼクシィの15代目CMガールとして起用され注目を集める池端杏慈。日向の親友“フーヤン”こと福山凛太郎役には、初主演作『見はらし世代』(25)がカンヌ国際映画祭・監督週間に出品されるなど、世界が注目する新鋭・黒崎煌代。クラスの人気者“カワケン”こと川村健二役には、ダンスボーカルユニット「原因は自分にある。」のリーダーとして活躍し、『BLUE FIGHT 〜蒼き若者たちのブレイキングダウン〜』で2000人のオーディションから主演を勝ち取るなど、俳優としても成長が目覚ましい吉澤要人が名を連ねる。

主題歌は、今年発表された「イケナイ太陽」の新MVが“致死量の平成”と称され大きな反響を呼ぶなど、常に話題が絶えない不動の人気バンドORANGE RANGEによる書き下ろしの楽曲「トワノヒカリ」。脚本の岡田とは名曲「花」を生み出した『いま、会いにゆきます』以来20年ぶりのタッグとなった。実際に完成した映画をメンバー全員が観た上で作り上げたというこの曲は、壮大なストリングスと重なる歌声が、この映画らしい優しい愛の形となって、物語の最後を清々しく彩っている。

限られた時間と知りながらも全力で恋をする萌と日向に胸が締め付けられ、忘れられぬ想いを抱えたまま大人になった日向の姿に切なさが込み上げる本作は、純粋無垢なラブストーリーである。そして、自分らしく人生を駆け抜ける萌の生き方と、2人を見守る両親や友人たちの愛が丁寧に描かれた内容は、全世代の涙を誘うヒューマンドラマでもある。儚い月の光のように観る者すべての心を照らす珠玉の1本がここに誕生した。

Story

幼い頃から病弱で、学校に通うこともできずにいた桜井萌。友達のいない萌は、優しい両親に見守られながら、家の中だけで過ごす日々を送っていた。そんな彼女の密かな夢は、好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという6月の満月 「ストロベリームーン」を自分の誕生日に見ること。しかし、15歳の冬に、余命半年であることを宣告されてしまう。家族が悲しみに暮れながら病院から帰る日、萌は“運命の相手”を見つける。そして彼女は高校に通うことを決意するのだった。
入学式当日、遅刻してひとり教室に向かった萌が出会ったのは、なんと“運命の彼”、佐藤日向だった。萌は初対面にもかかわらず日向に突然告白し、猛アプローチで付き合うことに。恋人として徐々に距離を縮めていく2人は、ついに萌の誕生日6月4日に「ストロベリームーン」を見に行く夢を叶える。ところが、その日を境に萌は日向の前から姿を消し、連絡が取れなくなる。そして13年後、萌の“真実”が日向の元に届くのだった……。

Poster

ストロベリームーン