クロエマ

Chloe et Emma

クロエマ

Chloe et Emma

2026年06月12日公開

Director

今泉力哉

Cast

杉咲花
多部未華子
岩瀬洋志
井之脇海
河井青葉
野添義弘
諏訪太朗
光石研

Introduction

恋も仕事も住む場所も失った30 歳のエマと、大きな屋敷に住む謎めいた資産家のクロエ。境遇も生活スタイルも性格も違うふたりはひょんなことから同居生活を始め、クロエの趣味でもあった占いの店を開店することに。ふたりは悩みや不安を抱えた人々が巻き起こす小さな事件に関わりながら、相談者たちの言葉の奥にあるさまざまな謎へと迫っていく。

原作はドラマ化もされて社会現象となった「逃げるは恥だが役に立つ」の海野つなみの同名漫画。映画『愛がなんだ』『街の上で』、ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」などリアルな愛の世界を描き出してきた今泉力哉が監督を務め、Prime Original ドラマ 「1122 いいふうふ」で初タッグを組んだ妻、今泉かおりが脚本を手がけた。

エマ役には 2016 年公開の『湯を沸かすほどの熱い愛』での演技が高く評価され、近年は映画『市子』『52ヘルツのクジラたち』『朽ちないサクラ』『片思い世界』『ミーツ・ザ・ワールド』、NHK 連続テレビ小説『おちょやん』、ドラマ「アンメット ある脳外科医の日記」と主演作を重ねてきた杉咲花。今泉監督が監督、脚本を務めた主演ドラマ「冬のなんかさ、春のなんかね」が話題を呼んだことも記憶に新しい。

クロエ役には2005年、映画『HINOKIO』『青空のゆくえ』での演技が高く評価され、『第48回ブルーリボン賞』新人賞、『第15回日本映画批評家大賞』新人賞(小森和子賞)を受賞し、NHK 連続テレビ小説「つばさ」、ドラマ「私の家政夫ナギサさん」『対岸の家事〜これが、私の生きる道!』などに出演、映画、舞台でも活躍している多部未華子。今泉監督作への出演は、2019 年公開の『アイネクライネナハトムジーク』以来となる。初共演の杉咲花、多部未華子がダブル主演を飾った。
2人が織りなす、全然仲良くないけど“心地いい”関係が、今までのシスターフッドのかたちの枠組みを超え、今を生きる私たちにほっこりした肯定感を味わわせてくれる。

そしてクロエがオーナーを務める喫茶店の雇われマスターで、週に一回クロエの家にパフェを作りに来る下門賢志郎(シモン)役に、ドラマ「DREAM STAGE」、映画『山口くんはワルクない』など話題作への出演が続く岩瀬洋志。さらにクロエの屋敷の離れを設計した建築士に河井青葉、営業担当に井之脇海、有名占い師の寧山新月を光石研が演じ、実力派のキャストが集った。

占いの店を訪れる相談者たちの悩みを通してさりげなく織り込まれているのは、格差やルッキズム、SNSでの炎上など現代社会の問題。気後れしているように見えて人懐っこさを持つエマと、無愛想な中に本質的な優しさを持つクロエのユーモアあふれるやり取りからは、たとえ価値観が違っても成立する新しくて心地いい関係が伝わってくる。謎や問題が解決してもしなくても、いつも最後に心をほどいてくれるのは美しくておいしいパフェ。甘くてほんの少しだけビターな、極上の占いミステリーが誕生した。

Story

恋も仕事も住む場所も失ったエマが野宿する場所を探して見つけたのは、謎めいた資産家のクロエが住む大きな屋敷。一晩だけの約束で離れに泊まった夜、母屋が火事になってしまう。エマは火事に気づいたお礼として、その離れに居候させてもらうことに。境遇も生活スタイルも性格もまったく違う、対照的なふたりの同居生活が始まった。クロエはエマの提案で、趣味であるクロニクルカードを使った日曜のみ営業の占いの店「Sort(ソール)」を開店。エマはパフェ作りが得意な下門賢志郎(シモン)がマスターをつとめる「純喫茶パリ」で働き、日曜は「Sort」の受付をして引っ越し資金が貯めることになる。高収入の夫と結婚してタワマンに住みながらも、家族といると疲れるという女性、彼氏の浮気を疑っている大学生、「Sort」を中傷する口コミを書き込む男――。クロエのもとには悩みや不安を抱えた人たちが訪れるようになるが、相談の裏に隠されているのは、占いの部屋では語られることのないさまざまな事情や問題だった。クロエとエマは、占いを手がかりにして謎を解明しようとするが……。